埼玉県内にある道の駅として特におすすめなのは、寄居町を扇頂とする荒川左岸の扇状地にある「道の駅はなぞの」です。道の駅はなぞのは、深谷市の旧花園町の地域にあり、農産物直売所や花卉の直売所も併設されています。秩父方面へと通じる国道140号線沿いにあり、関越自動車道の花園ICも近い場所です。埼玉県内では最も農業が盛んな深谷市にあり、名産の深谷ねぎも買うことができます。
荒川と利根川に挟まれた場所にある深谷市は、良質な土壌に恵まれているため、煉瓦の生産で日本の近代化を支えてきました。煉瓦生産の歴史は終焉しましたが、良質な土壌を使ったネギや花卉の栽培は全国でも有数の規模です。道の駅はなぞので販売されている植木の種類も、県内で有数の規模です。野菜の値段は驚くほど安いものです。夏の季節であれば、キュウリやナスなどが市場価格よりも安く手に入ります。小麦生産が盛んな埼玉県らしく、うどんの販売も行っていますが、直売所の隣にある食堂でもうどんを食べることができます。
