埼玉県立自然の博物館

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埼玉県立自然の博物館 埼玉県立自然の博物館

埼玉県立自然の博物館(さいたまけんりつしぜんのはくぶつかん)は埼玉県秩父郡長瀞町にある埼玉県立博物館の中で唯一の自然史博物館。

埼玉の自然や人のくらしと自然との関わりを多面的・総合的に扱い、県民に自然と人との共生について考えるための情報を提供する「自然と人との共生を創出する自然系総合博物館」として設置されました。

埼玉県立自然の博物館について

県の生いたちとその自然について,化石や岩石,動物や植物など多くの資料を使って,わかりやすく展示・解説している。特に,“パレオパラドキシア”という化石動物の骨格復元模型に人気がある。さらに,目の不自由な方のために,手で触れることのできる動物のはく製のコーナーもある。世界で初めて復元された体長12m古代ザメやアケボノゾウの生体模型があります。

秩父鉄道株式会社が設立した秩父鉱物植物標本陳列所(後に秩父自然科学博物館に改名)の流れを汲み、90年以上にわたる日本有数の長い歴史を持つ登録博物館です。「埼玉の自然とその生い立ち」をテーマにしています。

長瀞でみられる岩石「結晶片岩」は、地下20~30kmでつくられたもので、長瀞ではその岩石を観察できることから「地球の窓」といわれ、明治時代から多くの研究者や学生が長瀞を訪れており、「日本地質学発祥の地」とよばれています。

秩父鉄道株式会社が設立した「鑛物植物標本陳列所」および、戦争により荒廃した陳列所を立て直した「秩父自然科学博物館」の伝統と資料を受け継ぎ、昭和56年(1981年)に県内唯一の自然系総合博物館として開館しました。
平成18年(2006年)には「埼玉県立自然の博物館」と名称を変更しました。

埼玉県立自然の博物館

埼玉県立自然の博物館の展示内容

埼玉県深谷市から産出した73本のカルカロドンメガロドンの歯化石(県指定天然記念物)や、秩父市大野原や秩父郡小鹿野町般若から産出したパレオパラドキシア化石、狭山市産出アケボノゾウ化石(県指定天然記念物)などが展示の目玉です。

2016年3月にはパレオパラドキシアやチチブクジラなどの化石9件が「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」の一部として国の天然記念物に指定されました。

1階はオリエンテーションホール、ディスカバリーコーナー、地学展示ホール、生物展示ホールの常設展示があり、2階には企画展示室とパネル展示があります。企画展とパネル展示は1 – 3箇月で入れ替えられています。

2017年1月31日から常設展示の一部を改修し、パレオパラドキシアの実物化石を多く追加するなど、展示の拡充を実施しました。

オリエンテーションホール

埼玉県内で発見された巨大ザメ「カルカロドン メガロドン」や謎の海獣「パレオパラドキシア」の化石を展示しています。
また、長瀞に代表される埼玉の自然の特性や見どころを分かりやすく解説しています。
さらに、体験ゾーンや無料の音声ガイドを楽しむことができます。

巨大ザメ カルカロドン メガロドン

巨大ザメ カルカロドン メガロドン

博物館に入ると、頭上に全長約12mの巨大ザメの復元模型が展示してあります。
これは「カルカロドン メガロドン」という今から2500万年前から400万年前に世界の海に栄えた巨大な肉食性のサメです。
新生代新第三紀中新世に最も繁栄し、鮮新世に絶滅したと考えられています。

昭和59年(1986年)春、このサメの歯化石73本が、埼玉県深谷市(旧大里郡川本町)の荒川河床に分布する約1000万年前の地層(比企層群土塩層)から発見されました。一個体の歯がこれだけたくさん発見されたのは世界初のことでした。

1個体分の歯がほとんどそろっていたため、歯の位置関係(歯列)を推定することができ、正確なアゴの復元模型と体全体の生体復元模型を製作することができました。

当館では、この発見により採集された歯化石(実物標本)と、アゴの復元模型及び体全体の生体復元模型を展示しています。
アゴの復元模型の中に入って記念写真を撮ることもできます。

地学展示ホール

3億年におよぶ埼玉の生いたちは、秩父山地や関東平野をつくるさまざまな地層・岩石・化石などから知ることができます。ここでは、埼玉県でみられる岩石・鉱物・化石・地層などを年代順に展示し、埼玉の「大地の成り立ち」と「その生いたち」を紹介します。

3億年におよぶ埼玉の生いたちは、秩父山地や関東平野をつくるさまざまな地層・岩石・化石などから知ることができます。ここでは、埼玉県でみられる岩石・鉱物・化石・地層などを年代順に展示し、埼玉の「大地の成り立ち」と「その生いたち」を紹介します。

地学展示ホールの入り口では、約3億年前から現在まで、埼玉の大地の成り立ちをまとめて紹介しています。
約4億8千万年前の埼玉県最古の岩石や、約3億年前の埼玉県最古の化石をはじめ、時代ごとに主要な標本が展示されており、過去から現在までの埼玉の生いたちがひと目で分かります。
ここで埼玉の生いたちの全体像をつかんでいただき、地学展示ホールの中に入り、各時代の詳細をご覧ください。

自然の博物館の役割

自然に関するさまざまな資料を収集し、これらを適切に保管して後世に伝えるとともに、調査研究によって埼玉の自然の生いたちやしくみを明らかにしていきます。
また、展示や印刷物、普及事業や学習支援などの博物館活動を通じて、地域の自然に関心をもつなかまを増やし、地球の未来を担う人材を育成します。

名称 埼玉県立自然の博物館(サイタマケンリツシゼンノハクブツカン)
所在地 〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417
交通アクセス (1)秩父鉄道上長瀞駅から徒歩で5分
営業期間 開館時間:9:00~16:30 ※7月・8月は 17:00までOPEN
休館日:月曜日、12/29~1/3
料金 大人:大人:200円 20名以上2割引
子供:子供:100円 20名以上2割引
バリアフリー設備 盲導犬の受け入れ:○
車椅子対応トイレ:○
車椅子対応客室:○
点字案内:○
駐車場 あり
その他情報 管理者 :埼玉県
ホームページ https://shizen.spec.ed.jp/

出典:https://shizen.spec.ed.jp/